今回は取手市椚木にある、県南総合防災センターを見学させていただきました!
常総地方広域市町村圏事務組合管理課の篠原さんに施設内をご案内いただき、詳しくお話を聞くことができました。
国立競技場や高輪ゲートウェイ駅で著名な、
隈研吾氏によるデザインのお洒落な建物
この防災センターは、茨城の県南地域の8市町(常総、取手、つくば、守谷、つくばみらい、龍ヶ崎、牛久、利根)の住民の総合的な防災拠点として活用されています。
平時は防災学習や地域のレクリエーションの場として使われるだけでなく、災害に備えて防災用の器具や食糧の備蓄をしている施設です。
まずは展示ホールで、施設の設備についてや、有事の際にどのように使用されるかなどの説明を伺いました。
平成27年の関東・東北豪雨についてのパネルも
2階には展示ホールのほかに、多目的に利用できる総合管理施設や8畳の和室などがあり、災害が起きた際には消防士さんや職員さんたちの活動拠点となるそうです。
1階は水やアルファ米、ビスケットなどの食糧に加えて、発電機や排水ポンプ、ゴムボートやテント、毛布や非常用のトイレなどの器具が備蓄されていました。
たとえば水などは、1家族4人の計算で、3日分ほどの量が備蓄されているとのこと。
いろいろな器具や食糧が保管されています
ずらっと並ぶダンボール!
食糧は5年間保存され、賞味期限が切れる前に新しいものへと取り替えられます。
毛布やその他の備品についても定期的に在庫のチェックや、動作チェックなどが行われているそう。
量が量なので、考えただけで管理が大変そうです…
緑のパレットの上のダンボールには水が入っています
ボートやテント、救命胴衣など
奥に見える紺色のものは毛布です
また、自治体などから器具の貸し出しの要請があった場合には、可能な範囲で貸し出しているそうです(個人利用はNG)。
8市町で話し合い、必要なものは都度追加しているそうで、最近では感染症対策も含めて大型の扇風機が導入されたとのことでした。
普段私たちの知らないところで、こうして災害に備えてくださっている方々がたくさんいるのですね・・・!!
昨年度の大雨による双葉地区の被害も記憶に新しく、志徳館のある藤代地区は特に水害に弱い場所でもあるので、日頃から防災意識を高めて行きたいですね。
県南総合防災センターのみなさま、ありがとうございました!!